発音は、英語学習で避けて通れないステップのひとつ。
でも、英語発音の本・参考書には様々なものがあって、どれを選べばいいのか悩ましいですよね…
この記事では、そんな私が英語の発音を勉強するときに役立った本・参考書を紹介します。
私は独学でTOEIC930点を取得、会社の国際部門で英語を使った仕事をしています。
私自身の英語の発音は、決して『ネイティブと聞きまちがう』なんてほど高いレベルではありません。
ただ、自分で言うのもおこがましいのですが、英語講師や周りの評価からすると、
- 発音の悪さが原因で聞き返されることはほとんど無い
- ネイティブに問題なく通じる
といったレベルであるとは思います。
▼時々ツイッターで自分の発音を晒しています。
#英語喉 に『息を吸いながら声を出す』というトレーニングがある。
— ひろし(Hiro)@英語x中年サラリーマン (@salary5man) July 9, 2021
英語を話す前にこれをちょっとやると、不思議と体感的に声にハリが出るように感じる。レゾナンスが増すというか。
やっている姿を見られたら確実におかしなヤツ認定されるという問題はあるがw pic.twitter.com/iXwIV4grnX
If you always balk at having to fork over $5.39 on every $36 dining ticket, you should totally move to Japan.
— ひろし(Hiro)@英語x中年サラリーマン (@salary5man) June 13, 2021
balk:〜を躊躇する、ためらう
fork on:〜にしぶしぶ金を払う
[意訳] 日本はチップの習慣がないからラクだよ。
balkって野球のピッチャーのボークか。知らんかった💦 pic.twitter.com/JvP9PU1H88
これを聞いて『ヘタクソ!』『ゴミ!』と思った人は、そっとブラウザを閉じてもっとレベルの高い方の記事をお探しくださいw
『自分にとって何か有益な情報があるかも…』と感じた人は、ぜひこの先をお読みください。
なぜこの3冊なの?英語の発音学習に複数の本・参考書をオススメする理由
この記事でオススメ本・参考書として紹介するのは、実際に私が英語の発音学習に使った3冊です。
なぜ1冊ではなく3冊なのか?
そして、なぜこの3冊をオススメするのか?
私は、英語の発音で学習すべきことは3つあると思っています。
- 母音・子音それぞれの音
- 英語らしい発声
- リンキングなどの音声変化や英語ならではのリズム
英語の発音と聞いて思い浮かぶのは、1の「母音・子音それぞれの音」ですよね。
でも、個々の音を学んだだけでは、ネイティブらしい英語発音をすることができません。
それは、日本と英語では、発声、息の使い方、リズムの感じ方などに大きな違いがあるから。
ですので、ネイティブが話す英語に近づくためには、このような違いを理解して身に付ける必要があります。
では、以下これらをひととおりマスターするのにオススメな英語発音本3選を紹介します。
オススメ英語発音本1:DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本
英語の発音学習にオススメの1冊目は、英語の発音が正しくなる本です。
この本では、英語の「母音」「子音」それぞれの発音のしかたがフルカラーのイラスト・写真でひとつひとつ丁寧に説明されています。
先ほど、英語の発音で学習すべきことは3つあるというお話をしました。
- 母音・子音それぞれの音
- 英語らしい発声
- リンキングなどの音声変化や英語ならではのリズム
英語の発音が正しくなる本は、まさに一つ目の「母音・子音それぞれの音」を学ぶのに最適です。
また、この本を選ぶ大きなメリットのひとつは、本の名前が表しているとおりDVDが付属していること。
この本の付属DVDでは、母音・子音ひとつひとつの口元の動きを、正面と横の2アングルから見ることができます。
この本ではイラストや写真をたくさん使って、口の形・舌の位置がかなり丁寧に解説していますが、やはり動画があると理解度が格段に上がりますね。
初心者にもやさしい解説の多さと分かりやすさ、そしてDVDまで付属。
英語発音の基礎を学ぶのにオススメの王道の一冊です。
オススメ英語発音本2:英語喉
英語の発音学習にオススメの2冊目は英語喉50のメソッド。
この英語喉では、英語の発音で学習すべきこと3つのうち、
- 2. 英語らしい発声
- 3. リンキングなどの音声変化や英語ならではのリズム
この2つを学ぶことができます。
私は最初に、先ほど紹介した英語の発音が正しくなる本で母音・子音の出し方をひととおり勉強しました。
でも、どうもネイティブとは何かが大きく違うと感じていました。
そんな風に思っていた時に偶然出会ったのが英語喉。
英語喉の中身を要約すると、
- 日本人が英語の発音と聞き取りで苦労している原因は「喉」
- ネイティブの声が深くて立体的に響くのは喉で発音しているから
- 日本語と英語ではリズムが違う
- リズムを心掛ければイントネーションやアクセントが自然と適切に
なるほど、日本語と英語では発声・リズムが根本的に違うことに気づき、英語喉に取り組みました。
▼英語喉の内容や効果については、以下の記事でくわしく紹介しています。私の恥ずかしいビフォー・アフター音声を晒しながらw
【1か月で発音激変】英語喉はトンデモ本じゃなかった!前後比較音声ありオススメ英語発音本3:英語の発音パーフェクト学習辞典
英語の発音学習にオススメの3冊目は、英語の発音パーフェクト学習事典です。
繰り返しになりますが、英語の発音で学習すべきことは以下の3つです。
- 母音・子音それぞれの音
- 英語らしい発声
- リンキングなどの音声変化や英語ならではのリズム
この英語の発音パーフェクト学習事典は、3つ目の音声変化やリズム、そしてイントネーションに焦点を当てた本です。
(そのため、母音・子音それぞれの発音についてはほとんど触れていません)
先ほど紹介した英語喉もリズム(特にシラブル)をカバーしていますが、この英語の発音パーフェクト学習辞典はもっと体系的に、ネイティブが英語を話すときに起きる現象をひととおり網羅しています。
そして、項目ごとに練習用のドリルがついていますので、ひとつひとつの現象をしっかりとマスターすることができます。
英語喉で英語らしい発声や息の使い方、リズムを感覚として掴んだあと、この本でひとつひとつに磨きをかけていくイメージ
英語の発音学習に必要なオススメ本・参考書3選まとめ
発音は、英語学習で避けて通れないステップのひとつ。
この記事では、私が英語の発音を勉強するときに役立った3冊を紹介しました。
なぜ3冊必要かと言うと、英語の発音で学習すべきことは3つあるから。
- 母音・子音それぞれの音
- 英語らしい発声
- リンキングなどの音声変化や英語ならではのリズム
そして、私がオススメする英語発音本は、
- 英語の発音が正しくなる本
- 英語喉
- 英語の発音パーフェクト学習事典
この3冊です。
英語の発音が正しくなる本で母音・子音それぞれの音をマスターする。
英語喉で、英語らしい発声や息の使い方、リズムを感覚的につかむ。
英語の発音パーフェクト学習事典で、ネイティブが英語を話すときに起きる現象のひとつひとつを体系的に理解して自分の発音に磨きをかける。
この3冊をしっかりやり込めば、
- 発音の悪さが原因で聞き返されることはほとんど無い
- ネイティブに問題なく通じる
といったレベルに到達できるはずです。
以上、英語の発音学習に必要なオススメ本・参考書3選でした。