- 英語発音の練習をしているけれど、日本人っぽさが抜けない
- 自分の英語発音は、相手に通じるけれどネイティブとは何かが違う…
- 海外ドラマの速いセリフが聞き取れない。字幕を見ると知っている単語ばかりなのに…
英語をある程度勉強してきて、それなりに英語でコミュニケーションが取れるようになると出てくるこんな悩み。
英語でプレゼンや会議をするといった、どっぷりと英語環境で働いている人ほどこういった悩みは深刻ですよね。
もちろん、今は必要なくても将来英語を使った仕事をしたい、とにかく高い英会話力を身に付けたいといった人も知りたいはずの、ネイティブ並みに英語の発音をよくするコツ。
この度、海外で活躍する英語発音矯正コーチTakuyaさんから、3つのコツをお聞きする貴重な機会をいただきました。
はたして、日本人に圧倒的に足りていない、ネイティブ並みに英語の発音をよくする3つのコツとは?
英語発音矯正コーチTakuyaさんとは何者?
▲これは、今回お話を伺ったTakuyaさんがご自身のYouTubeチャンネルを紹介する動画。
英語が流暢すぎて、もはや私の耳にはネイティブにしか聞こえません…
Takuyaさんは、カナダの大手語学学校で英語講師として、様々な国の生徒に英語を教えていたスゴイ人。
『え? 日本人が海外で、それも日本人以外にも英語を教えてるってどういうこと?』
『英語が流暢なのは帰国子女とかハーフだから?』
…いえ、信じられませんが日本で生まれ育った純粋な日本人(純ジャパ)です。
Takuyaさんは、日本の英会話スクールで講師を務めたあとカナダに渡り、現地カレッジでネイティブの生徒に混じって本格的にTESLを学びます。
テスル【TESL】
コトバンク
《teaching English as a second language》
第二言語としての英語教授法。 英語圏の国で、母語が英語でない留学生などに英語を教えること。
そして、現地最大手の語学学校で日本人初の英語講師に。
まあ、発音を聞けばその実力は本物だとわかりますが、一応「経歴に噓はありませんよw」とネット上の記事をいくつか見せてくれました。
はい、ドヤ顔ですねw
これは、ご本人がTESLを学んだカレッジの公式サイトに掲載されているtestimonial(このカレッジを推薦する言葉)。
現在Takuyaさんは、英語発音の矯正コーチとして、発音に悩む様々な国の人たちに発音の矯正指導を行っています。
指導を受けている生徒には、
- イギリスで看護師をしている人
- アメリカで俳優活動をしている人
といった本当に高い英語力を求めている人たちが多いとのこと。
このように海外で、しかも英語教育の業界で活躍している日本人がいるというのは、同じ純ジャパとしてとても誇らしいですよね。
ネイティブ並みに英語の発音をよくする3つのコツ
純ジャパのTakuyaさん。
これほど流暢な英語発音をマスターするには、やはり相当の試行錯誤や努力があっただろうことを言葉の端々から感じます。
Takuyaさんが自身の長年にわたる英語学習経験、そして国内外での豊かな英語指導経験の中から見出した、英語の発音がネイティブ並みによくなるコツは以下の3つ。
- イントネーション
- 息の量
- 感情移入
上の動画では、この3つのコツを意識した場合としなかった場合の2つを比較しています。
意識した場合は、まるでネイティブのTEDプレゼンを聞いているみたいですよねw
意識しなかった場合は、個々の英単語の発音はちゃんとしていても、
- 全体的にのっぺりしていて
- 話の内容が頭に入ってこない
そんな感じがしませんか?
典型的な日本人の話し方で、『俺かよ?』って感じw
言い換えると、これら3つのコツは日本人に圧倒的に不足しているポイントということですね。
なぜこの3つのコツを「意識する・しない」でこんなに違うのか、なぜ重要なのかをTakuyaさんに少しお話しいただきました。
1. イントネーション
英語の発音をネイティブ並みによくするコツの一つ目はイントネーション。
英語の発音は、個々の英単語をキレイに発音するだけではネイティブのようにはなりません。
それは、
- 日本語は抑揚に乏しく、一定の平坦な音程・リズムで話す
- 英語はそれに比べて抑揚が激しい言語
という大きな違い。
さらに、イントネーション(抑揚)と聞くと音程の上下が思い浮かびますが、英語ではそれに加えて音の長さや強弱の差をはっきりとつけて話します。
ですので、日本語を話すときの抑揚・強弱のつけ方そのままで英語を話すと、
『日本人っぽい…』
『ネイティブと何かが違う…』
となるわけですね。
2. 息の量
ネイティブ並みに英語の発音をよくするコツの二つ目は息の量。
先ほど、英語を流暢に話すためには音の強弱が大事なポイントのひとつ、というお話をしました。
ネイティブは、言いたいことをきちんと相手に伝えるため、文章の中で特に大事な部分を強調します。
逆にそれ以外の部分は、弱く短く省エネで。
どうやって強弱を付けるかと言うと、強調したい部分の息を強くして、文章の中でそこが浮き立つようにするわけですね。
このように強調する部分を強く、それ以外の部分を弱くして英語らしい発音をするためには、息の量をコントロールすることがとても大事とのこと。
3. 感情移入
ネイティブ並みに英語の発音をよくするコツの三つ目は感情移入。
ネイティブのモデル音声を聴くときは、ここまでお話した、
- 音程の上下
- どこを強調しているか
- それぞれの音の長さ
- 息づかい
こういった部分をしっかりとキャッチする。
そして、それを自分で再現するように、まるでその人になったつもりで実感を持って話す、ということですね。
言い換えればモノマネ
そして、モデル音声と自分の発音を比べて誤差を小さくしていくことが、ネイティブの発音に近づくための重要な作業になります。
発音のメカニズムを知識として理解していても、このステップを疎かにしてしまうと、知らずに自己流の発音になってしまう恐れがあります。
ネイティブ並みに英語の発音がよくなるコツを実践してみた|ビフォー&アフター
Takuyaさんとお話しながら、先ほど紹介した「ネイティブ並みに英語の発音がよくなる3つのコツ」を少し指導していただきました。
ここではそのビフォー&アフターの比較と、指導を受けて私自身が感じたことをお話したいと思います。
ビフォー&アフターの比較
指導で使った文章は、
Do you know what you are going to do this weekend?
では、指導してもらう前・後の音声を続けてお聞きください。
…はい、初見の文章だったこともあって、ビフォーは噛み噛みですねw
ただ、それを差し引いても、アフターではかなりネイティブっぽさが増していると思いますが、いかがでしょうか?
まだまだ「ぎこちない」ですけどね
最後にはTakuyaさんの歓喜の声が入っていますがw、指導では終始このように盛り上げてくださるので、こちらも気分がノッてきますw。
ネイティブの英語は音声変化しまくっている
私がTakuyaさんの指導を受けて感じたのは、
『ネイティブが普段話す英語は、自分たちが考えているより遥かに音声変化しまくっているんだな~』
ということ。
少しでも発音を学んだことがある人はご存知のとおり、ネイティブが英語を話すときは、
- リンキング(音の連結)
- リダクション(音が消える)
といったような音声変化が起こります。
Check it out! が「チェケラッ」になるとか
このような音声変化は、ネイティブが英語を話すときにラクをしようとして起こる、いわば省エネの結果。
発音とつづり字の間には、いろいろなズレがあります。それらのズレは、多くの場合、発話のスピードが全体として速ければ速いほど、大きなものになります。
英語の発音パーフェクト学習事典
私たちの英語の発音は、正確に発音しようとするあまり、ネイティブスピーカーの実際の発音とは相当に隔たったものになりがちです。
英語の発音パーフェクト学習事典
私自身、こういった音声変化は知識として持っていて、多少は実践もしてきたつもりでした。
しかし、全然トレーニングが足りていないし、もっと追及しなければならないなと。
繰り返しになりますが、ネイティブが遠慮なしに話す英語は、私たちが思っている以上に音声変化しまくっています。
だから学習用リスニング素材は聞き取れても、海外ドラマや映画のセリフになると、とたんに聞き取れなくなるんですよね…
英語発音の矯正は信頼できるプロコーチに見てもらうのが一番!
カナダ在住の発音矯正コーチTakuyaさんに、ネイティブ並みに英語の発音をよくする3つコツをお話いただきました。
ただ、こういったコツをいきなり独学だけでマスターするのはちょっと難しそう…
特に、モデル音声と自分の発音を客観的に聴き比べて自分の悪いクセを見抜くには、かなりの耳の良さ・センスが求められるでしょう。
そのため独学だと、
- 本当に自分はちゃんとできているんだろうか…?
- 自分は遠回りしてないだろうか…?
といった心配がでてきそうです。
おそらく英語の必要性に迫られている人ほど、効率よく短期間でコツをマスターしたいという気持ちが強いのではないでしょうか。
ですので、遠回りせず確実にコツをマスターしたいなら、信頼できるプロコーチに見てもらうのが一番!
ということで、Takuyaさんが提供している英語発音の矯正コーチングの内容を教えていただきました。
発音矯正コーチングの内容
Takuyaさんの発音矯正コーチングは、
- 対面(オンライン)でのリアルタイム・レッスン
- 指定された課題を読み上げた音声を提出してフィードバック
この2つを合わせたハイブリッド型です。
私が驚いたのは、提出された音声へのフィードバックの細かさ。
▲ビッシリと手書きされたフィードバックに『この生徒さんの発音を良くしてあげたい!』というTakuyaさんの熱量が出まくっていますw
さらに、文字では伝わりにくい発音のポイントについては、これを解説した動画を録って生徒さんに提供しているとのこと。
実際に生徒さんに送られた動画も見せていただいたんですが、こちらもやはり熱いですw
このように録音した音声へのフィードバックを採り入れたコーチング・スタイルは、
- 生徒が自分で解決できそうな問題点は、音声へのフィードバックを元にした練習によって、生徒自身で解決してもらう
- 直接指導が必要な部分や、生徒が自己解決できない部分は、リアルタイム・レッスンでしっかりと指導する
といったように、かなり効率的な手法だと感じました。
リアルタイムレッスンだけだと、その場で生徒の発音を聴いてその場で口頭でフィードバックして終わり、なんて可能性も…
実際にTakuyaさんのコーチングを受講中の生徒さんの音声を聞かせていただいたんですが、まだコーチング途中にもかかわらず、ビフォーと比べるとまるで別人のようでした。
発音矯正コーチングのプランや料金は?
発音矯正に興味がある方はご存知だと思いますが、本格的な発音矯正スクールの料金は30万~40万とかなり高額なんですよね。
英語の発音は一度身に付けてしまえば一生の財産になるスキル。
とは言っても、誰もが簡単に手が出せる金額ではありませんよね…
『じゃあ、Takuyaさんの発音矯正コーチングはズバリいくらなの?』
残念ながら、Takuyaさんは具体的なプランや金額をオープンにしていません。
それは、
- 今の英語力
- 目標とするレベル
- いつまでに目標を達成したいか
これらを一人ひとりに聴きながら、その人にあったプランをフルオーダーメイドするスタイルだから。
ただ、コーチングにかけられる予算を提示して、その範囲内で最大限の成果を上げるプランを考えてもらうことも可能です。
実は私、もうちょっと具体的な情報をお聞きしたのですが、いきなり30万~40万といったことはありません。
だからといって、『月額〇千円』の格安オンライン英会話スクール並みでもありません。当たり前ですがw
ただ、リアルタイムレッスンのほか、先ほど紹介した音声へのフィードバックも含まれていることを考えると、
本気で発音矯正したい人にとってはかなり「リーズナブル」だと思います。
あのフィードバック、かなり時間がかかってるはず…
Takuyaさんの発音矯正コーチングが気になる人は、まずはお気軽に各SNSのダイレクトメッセージでご本人に相談してみてください。
問い合わせだけでも大歓迎とのことです。
▼ Takuyaさんのアカウント
TwitterYouTube
ネイティブ並みに英語の発音をよくするコツって? プロの矯正コーチに聞いてみた
▲しかし歌ウマすぎだわこの人w
- 英語発音の練習をしているけれど、日本人っぽさが抜けない
- 自分の英語発音は、相手に通じるけれどネイティブとは何かが違う…
- 海外ドラマの速いセリフが聞き取れない。字幕を見ると知っている単語ばかりなのに…
そんな悩みがある人が知りたいネイティブ並みに英語の発音をよくするコツを、カナダで活躍する発音矯正コーチTakuyaさんに聞きました。
Takuyaさんが自身の英語学習経験と豊かな英語指導経験の中から見出したコツは、
- イントネーション
- 息の量
- 感情移入
この3つは、日本人に圧倒的に不足しているポイントでもあります。
ただ、この3つのコツを独学でマスターするためには、かなりの耳の良さ・センスが求められそう。
ですので、遠回りせずにできるだけ短期間で確実にコツをマスターしたいという人は、信頼できるプロコーチに見てもらうのが一番!
ということで、Takuyaさんの発音矯正コーチングの内容を紹介しました。
リアルタイムレッスン+音声へのフィードバックというTakuyaさんのコーチングは、本気で発音矯正したい人にとってかなり「リーズナブル」だと思います。
気になる人は、まずはお気軽に各SNSのダイレクトメッセージでご本人に相談してみてください。
▼ Takuyaさんのアカウント
TwitterYouTube
以上、「ネイティブ並みに英語の発音をよくするコツって? プロの矯正コーチに聞いてみた」でした。