ANAブロンズメンバーの意外なメリット|なれる条件

ANAのブロンズメンバーは、ANAのプレミアムメンバーの中で一番下のステータス

上級のステータスとは異なり、

  • 空港ラウンジは有料
  • 優先搭乗もできない

と、ぱっと見たところ何のメリットも感じられません

 

しかし実は、意外なメリットがありました

 

それは、

ブロンズよりひとつ上のステータス「プラチナメンバー」に手が届きやすくなる

ということです。

この記事では、

  • ANAのプレミアムメンバーの仕組み
  • ブロンズメンバーの意外なメリット

についてお話したいと思います。

ANAプレミアムメンバーって?

メンバーシップカード

ANAプレミアムメンバーは、

「ANAのフライトを利用すれば利用するほど、色々なサービスや特典を受けられますよ」

という資格です。

まずはANAプレミアムメンバーの基本的な知識として、

  • プレミアムメンバーになる条件
  • 3つのステータス

そして

  • 実はもう一つあるステータス

についてお話しします。

ANAプレミアムメンバーになる条件

ANAプレミアムメンバーになるためには、プレミアムポイントを貯める必要があります。

このプレミアムポイントは、ANAかスターアライアンス系の飛行機に乗ると、マイルとは別に貯まります。

逆に言うと、飛行機に乗る以外にポイントを貯める方法はありません

ちなみに、マイルは特典航空券や座席のアップグレートに使えますが、プレミアムポイントは何にも使えません。

ただ貯めるのみです。

そして、ANAプレミアムメンバーは、1月~12月の1年間で貯めたプレミアムポイントの数で、翌年1年間のステータスが決まります

ANAプレミアムメンバーの3つのステータス

ANAプレミアムメンバーには、以下の3つのステータスがあります。

当然ながら、より上級のステータスを得るには、より多くのプレミアムポイントが必要になります。

ステータス 必要なプレミアムポイント
ダイヤモンドメンバー 100,000ポイント
プラチナメンバー 50,000ポイント
ブロンズメンバー 30,000ポイント

ダイヤモンド・プラチナになると、

  • 空港のラウンジが無料
  • 長蛇の列に並ばず優先搭乗

と、地上でビジネスクラス並みの待遇が受けられます

これは、たとえあなたの座席がエコノミークラスだったとしても有効です。

 

これが最下級のブロンズだと、空港ラウンジは有料、優先搭乗もプレミアムエコノミー用搭乗口だけ。

このように、ブロンズとそれ以上のステータスでは、サービス内容に雲泥の差があります。

特殊なステータス「ANAスーパーフライヤーズ」

お気づきのとおり、ANAプレミアムメンバーの有効期間は1年

つまり一度ダイヤモンドやプラチナになっても、翌年のプレミアムポイントが基準以下だと、そのステータスを失います。

ところが、翌年プレミアムポイントが貯まらなくても、プラチナ相当のステータスを永遠に維持できる方法があります。

 

それは「スーパーフライヤーズカード」を手に入れることです。

 

「スーパーフライヤーズカード」は、プラチナメンバー以上が申し込めるクレジットカード。

年会費は有料ですが、1度このカードを手に入れれば、カードを持っている限りずっとプラチナメンバー並みのサービスが受けられます

略称「SFC」と呼ばれるこのスーパーフライヤーズカード。

このカードを手に入れるため、用が無いのにひたすらANAの飛行機に乗ってプレミアムポイントを貯める「SFC修行」をする人がいるほど。

スーパーフライヤーズカードは、そこまでしても手に入れたい、多くの人があこがれるカードです。

ANAブロンズメンバーの意外なメリット

ブロンズメンバーは、先ほどお話ししたとおり、ダイヤモンドやプラチナのような待遇は受けられません。

しかし、ブロンズにも実は意外なメリットがあります。

それは、

マイルやANA SKYコインを稼ぎやすい

つまり、

プラチナメンバーを目指すのに有利

という点です。

以下、具体的にそのメリットを見てみたいと思います。

1. ANAブロンズ会員はボーナスマイルが獲得できる

ブロンズ会員になると、ボーナスマイルを獲得できます。

これは、通常のマイルの他に、ブロンズ会員に与えられるマイルです。

ボーナスマイルの率は、ブロンズのステータスの継続年数や、ANAのクレジットカードを持っているかどうかで多少変わってきますが、

通常のマイレージ会員と比べて、少なくとも40%は獲得できるマイルが増えるようです。

2. ブロンズ会員はANA SKYコインへの交換率が1.7倍に

ANA SKYコインは、ANAの航空券とANAの旅行商品だけしか買えない、非常に使い勝手の悪い電子マネーです。

ANA SKYコインは、マイルを交換して手に入れることもできます。

マイルの有効期限は3年。

つまり、マイルは獲得から3年経つと自動的に消滅してしまいます。

しかし、有効期限が切れる前にマイルをANA SKYコインに交換すれば、マイルの消滅を避けることができます。

(ただし、SKYコインの有効期間は1年ですので、1年間の延命にしかなりませんが)

マイル → SKYコイン

の交換率は、通常のマイレージ会員だと最大1.2倍。

これがブロンズ会員になると、マイル→SKYコインの交換率が最大1.7倍になります。

 

SKYコインのメリットは、SKYコインで買った航空券で搭乗すると、その分のマイルとプレミアムポイントが付与されること

(マイルを使って手に入れた「特典航空券」で搭乗した場合は、マイルもプレミアムポイントも付与されません)

そのためSFC修行では、プレミアムポイントを貯めるため、あえてマイルをSKYコインに交換して航空券を購入する、というのが常套手段のようです。

ANAブロンズ会員はマイルとSKYコインを駆使してプラチナへ!

メンバーシップカードとフライトチケット

このように、ブロンズ会員になると、

獲得できるマイルが増える

マイルをSKYコインに換えて航空券を購入

プレミアムポイントを獲得

プラチナのステータスに手が届きやすくなる!

スーパーフライヤーズカード(SFC)をゲット!

という流れを作ることができます。

言い換えるとブロンズのステータスは、

「そこそこ飛行機を使う客にプラチナのステータスをチラつかせて、より一層ANAを使わせるように仕向ける」

というANAの思惑が絶妙に反映されたステータスとも言えます。

ANAプラチナ=SFCになるには何回飛行機に乗ればいいのか?

ちなみに、プラチナ=SFCになるためには、何回飛行機に乗ればいいのか。

その条件となる50,000プレミアムポイント貯めるのに必要なフライト数を試算してみました。

国内線

東京―沖縄を普通席で往復すると、約3,000のプレミアムポイントが付きます。

50,000 ÷ 3,000 ≒ 17回

ですので、東京―沖縄を1年で17往復すれば、プラチナ=SFCになれます。

国際線

東京―ロンドンを往復すると(航空券の予約クラスによりかなり上下しますが)、だいたい10,000のプレミアムポイントがつきます。

つまり、年5回以上、だいたい2か月に1回ぐらいヨーロッパ方面に行けば、プラチナ=SFCになれます。

 

・・・いずれにしても、ちょっと私たち一般庶民にはハードル高いですよね。

だからこその「プレミアム」メンバーなんでしょうけど。

みんなの飛行機の利用頻度

以下は参考情報ですが、飛行機の利用頻度についてのアンケート結果です。

引用元:マイボイス株式会社

2012年のアンケート調査なのでやや古いですが、これによると、

年に4回以上飛行機に乗る人の割合は7.8%

です。

あくまで体感ですが、上のグラフで言うと、月1回以上飛行機に乗る人=全体の1.8%ぐらいの人がプラチナ=SFC所有者の割合のような気がします。

ANAブロンズステータスのメリットまとめ

ANAのプレミアムメンバーで一番下のステータス「ブロンズ」。

空港ラウンジは有料、優先搭乗も無しと、何のメリットも感じられません

しかし実は、

マイルやANA SKYコインが稼ぎやすくなる
 ↓
プラチナ=スーパーフライヤーズに手が届きやすくなる

という意外なメリットがあります。

以上、ANAのプレミアムメンバーの仕組み、そしてブロンズメンバーの意外なメリットについてでした。


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