「はじめての北京、空港から北京市内へはどうやって行けばいいの?」
「地下鉄とタクシー、それぞれのメリット・デメリットは?」
北京首都空港に到着して、北京市内の中心部へ移動。
この時の主な交通手段は、地下鉄かタクシーです。
「でも、タクシーは料金がかなり高いよね?」
いいえ、中国のタクシー料金は世界的に見ても圧倒的に料金が安いです。
もし2人以上で移動するなら、日本より圧倒的に安くて所要時間も短いタクシーがオススメ。
では、地下鉄とタクシーで料金はどのくらい違うのか、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか?
この記事では、北京首都空港から北京中心部へ移動する際の主な交通手段、地下鉄とタクシーを徹底比較します。
また、タクシーを利用する場合の注意点についてもお話したいと思います。
北京首都空港~市内中心部への地下鉄料金とメリット&デメリット
中国元は2017年12月現在で1元=約17円。
日本円から中国元への交換手数料を加えると19円程度でしょうか。
計算をシンプルにするため、ここでは1元=20円として計算します。
空港から北京中心部への地下鉄運賃
地下鉄で北京首都空港から北京市内中心部まで移動する場合は、トータルで27元(540円)です。
ルートとしては、
- 空港から機場線(エアポート・エクスプレス)で北京中心部へ(25元)
- 目的地にあわせて地下鉄の別な路線に乗り換え(2元)
このようになります。
1. 機場線(エアポート・エクスプレス)
まずは、空港で機場線(エアポート・エクスプレス)に乗ります。
市内中心部までの所要時間は約30分。
15分に1本ほど出ており、料金は25元(500円)です。
なお、機場線は、2008年に開かれた北京オリンピックにあわせて開通したとのこと。
現地中国語での表示は「地铁机场线」です。
機場線は、北京市内中心部に張り巡らされた地下鉄網に繋がる「三元橋」「東直門」の2つの駅に停まります。
2. 北京地下鉄に乗り換え
「三元橋」か「東直門」でエアポートエクスプレスを降りたら、目的地に合わせて地下鉄の別な路線に乗り換えます。
なお、北京市内の地下鉄運賃はどこまで行っても一律2元(40円)と激安。
以上、北京首都空港からの機場線25元、北京市内中心部の地下鉄2元、あわせて27元(540円)となります。
地下鉄のメリット・デメリット
地下鉄を利用するメリットは、料金が27元と激安なこと。
これに尽きます。
デメリットとしては、
- 地下鉄の構内はエスカレーターが完備されていないので、階段の昇り降りが多い
- 空港から目的地まで1時間半ぐらいかかる(場所により前後します)
特に重い荷物を持っていると、地下鉄構内の移動は距離もありなかなか大変です。
料金は安い、けれども階段の昇り降りが多く時間もかかる。
これが地下鉄のメリット・デメリットです。
北京首都空港~市内中心部へのタクシー料金とメリット&デメリット
つぎは、タクシーを使った場合の料金とメリット・デメリットです。
空港から北京中心部へのタクシー料金
私は、北京首都空港から市内中心部へは地下鉄で移動することが多いですが、北京到着が夜の場合はタクシーを使います。
手元に残っているタクシーの領収書を確認したところ、
- 走行距離33.6km
- タクシー運賃107.3元+高速道路料金15元
- トータル122.3元(2,446円)
でした。
東京で同じくらいの距離をタクシーで移動すると10,000円ぐらいかかります。
ですので、北京のタクシー料金は日本の1/4程度と言えます。
我々日本人の感覚から考えると、凄まじい安さですね。
タクシーのメリット・デメリット
タクシーを使うメリットは、時間を節約できること。
私がタクシーで移動した時の所要時間は40分程度でした。
地下鉄の1時間半と比べて、約半分ですね。
(ただし、その時は夜だったので、昼だともう少し時間がかかるかもしれません。)
また、なが~い地下鉄構内を歩いて移動する必要もありません。
デメリットは、地下鉄に比べて料金が割高なこと。
ただ、2人でタクシーに乗れば1人1,000円ちょっと。
日本の感覚からすれば、それでもかなり安いですよね。
北京でタクシーを利用する場合の注意点
最後に、北京でタクシーに乗る際の注意点をお話します。
日本と比べて料金が激安な北京のタクシーですが、タクシーを使うときに注意すべき点があります。
1. 日本語も英語も通じない
まず、
北京のタクシーの運転手には日本語も英語も通じない
と思ったほうが良いです。
何度か北京でタクシーに乗りましたが、一度も英語が話せるドライバーに当たったことがありません。
もちろん日本語も。
そのため、あらかじめ行先・住所が中国語で書かれたメモや地図を準備しておくことをオススメします。
2. 必ずナンバーが「京B」のタクシーに乗る
北京の正規のタクシーは、車のナンバーが必ず「京B」で始まります。
悪徳タクシーに引っかからないよう、タクシーに乗るときは必ずナンバーに「京B」と書かかれていることを確認しましょう。
空港のタクシー乗り場なら「京B」の正規タクシーのみ
北京首都空港のタクシー乗り場に入っているのは、全車「京B」の正規タクシーのみ。
そのため、ちゃんと正規のタクシー乗り場から乗れば、ボッタクリ悪徳タクシーに引っかかることはなさそうです。
なお、空港のタクシー乗り場の壁には、
「降車時にちゃんと領収書をもらい、問題があったときは乗ったタクシーのナンバーを控えておいて下さい」
という趣旨の注意喚起文がいくつも掲示されていました。
つまり、正規タクシーでもトラブルがあり得るようですので、少なくとも領収書はもらっておきましょう。
空港以外の場所から乗る時は
空港以外の場所からタクシーに乗る時は、
- ホテルや施設のフロントに配車をお願いする
- ナンバーが「京B」か確認する
このように、せっかくの楽しい旅でイヤな思いをしないよう、できるだけの注意を払う必要があります。
中国・北京のタクシーは安い!空港からの料金・注意点や地下鉄と比較まとめ
北京首都空港から北京市内への主な交通手段は、地下鉄かタクシー。
地下鉄は料金が27元と激安ですが、
- 地下鉄の構内はエスカレーターが完備されていないので、階段の昇り降りが多い
- 空港から目的地まで1時間半ぐらいかかる(場所により前後します)
こんなデメリットがあります。
その点タクシーなら、長い地下鉄構内を歩く必要がなく、所要時間も地下鉄の半分程度。
もちろん料金は地下鉄より高いですが、2人で乗れば1人1,000円程度と、中国のタクシーは日本と比べて激安です。
北京でタクシーを利用する場合の注意点は、
- ドライバーには日本語も英語も通じないので、事前に中国語の地図などを用意
- ナンバーが「京B」から始まる正規タクシーに乗る
この2点です。
なお、中国本土では情報統制のため、全てのGoogleのサービス、twitterやLINEなどのSNSが一切利用できません。
つまり、
- 旅先で撮った写真をリアルタイムでツイートしたり
- 日本にいる家族や友達とLINEでやりとりしたり
といったことができません。
旅先で、使い慣れたGoogleマップやGoogle検索が使えないと、とてつもなく不便ですよね。
さらにSNSも使えないとなると、まるで世の中から切り離された気分・・・。
でも、このネット規制を回避してGoogleのサービスやSNSを使う方法があります。
それは、VPN付きのWiFiルーターをレンタルすることです。
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