英文法が苦手な人も目からウロコの本「ハートで感じる英文法」

「文法書を読んでもさっぱり頭に入ってこない」

 

「英文法が苦手なせいで、英語そのものが苦手になってしまった」

定冠詞、前置詞、現在完了形・・・・こんな文法用語を聞いた時点でイヤになってしまいますよね。

『英文法は、たくさんのルールをひたすら機械的に覚えていくしかない』

私もそう思っていました。

 

でも、実はそれは間違ったイメージ。

英文法が苦手なんて、もったいないです。

この記事では、英文法への苦手意識につながる間違ったイメージ、 そして、私のそんなイメージをガラッと変えてくれた目からウロコな本を紹介したいと思います。

英文法への苦手意識につながる間違ったイメージ

中高生の大部分が英文法でつまづいている

英文法に苦手意識がある中高生の率

上のデータは、ベネッセ教育情報研究所による中高生の英語学習に関する実態調査 2014のものです。

これによれば、英語学習につまづく理由の第一位は「文法が難しい」こと。

中学生の約70%、高校生の約80%が英文法を難しいと感じているということがわかります。

英文法が苦手になるのは当然

学校の英語の授業は暗記重視。

そんな英語教育を受けてきた私たちにとって、

『英文法は、たくさんのルールをひたすら機械的に覚えていくしかない』

そういったイメージがありますよね。

 

しかも、基本ルールはあるけれど、

「実はその場合だけはコッチが正解」

なんていう例外だらけ。

 

「そんなの覚えきれないよ!」

と投げ出したくなるのも当然です。

英文法で大事なのはネイティブが感じているイメージをとらえること

このように機械的に思える英文法ですが、実はそうではありません。

文法ルールの根っこには、ネイティブスピーカーが英語を話している時に感じているイメージがあります。

この「ネイティブが感じているイメージをとらえる」というアプローチが、英文法への苦手意識を取り払うためには大切です。

 

私も「英文法はルールのカタマリ。とにかく機械的に覚えるしかない」と思っていました。

でも、「ネイティブが感じているイメージをとらえる」という考え方を知り、英文法への苦手意識がかなりやわらぎました。

また、

「この表現を使っている時のネイティブは、頭でどんなイメージをしているんだろう?」

と考えることで、表面的なルールではなく、英文法の奥にある本質的な部分に目が行くようになりました。

英文法が苦手な人にオススメの本「ハートで感じる英文法」

私の英文法への苦手意識を取り払ってくれた本はズバリ、ハートで感じる英文法です。

ハートで感じる英文法を読むと、それまで無機質なルールだと思い込んでいた英文法が、

「本当はこんな感覚だったのか!」

と目からウロコの連続。

中学・高校の頃にこの本に出合っていれば、もっと英語が好きになったはず

えいさら

 

この本の元ネタになっているのは、2005年にNHKで放送された番組『3ヶ月トピック英会話 ハートで感じる英文法』。

ハートで感じる英文法は、この番組の内容を書籍化したものになります。

元々は、累計約50万部のベストセラー、

  • ハートで感じる英文法
  • ハートで感じる英文法 会話編

の2冊のシリーズものでした。

現在は、これを1冊にまとめて内容をアップデートしたハートで感じる英文法 決定版が最新のものとなっています。

 

英語は機械的な文法規則・文法用語の堆積物ではありません。

ネイティブはそんなものを介して英語を使っているわけではありません。

英語には日本語同様、豊かな、繊細な感覚が流れています。

その感覚をつかみとり使いこなすこと。

ネイティブと同じように英語を感じること。

それが英語と向かい合うということであり、最短の英語学習法なのです。

出典:ハートで感じる英文法

ハートで感じる英文法の具体例

では、ハートで感じる英文法では、無味無臭だと思っていた英文法がどのように解説されているのか。

ひとつの例として、未来形(will、be going to)をあげてみます。

まだ昭和だった頃に中学時代を過ごした私は、『未来形のwillbe going to書き換え可能』と教えられました。

つまり、

  • I will go to the library.
  • I am going to go to the library.

この2つの文は、どちらも同じ意味になる、ということですね。

 

しかし、ネイティブの感覚では、この2つの表現に明白な違いがあります。

 

will
強い意志を表すイメージ

→その瞬間に図書館に行くことを決めた

 

be going to
流れに乗っているイメージ

→もともと図書館に行く予定だった

ハートで感じる英文法では、このように、ネイティブがその言葉に持っているイメージを、具体的な例を出してわかりやすく解説しています。

 

どうでしょうか?

苦手だった英文法も、こういう風に説明されると面白そうだと思いませんか?

 

補足
現役中学生の娘に聞いたところ、今の中学の英語の授業では、willとbe going toのニュアンスの違いをちゃんと教えているようです。

その他にも、

  • on, in, atといった前置詞をイメージで掴む
  • 冠詞theとaの使い分け

といった日本人には理解が難しい英文法を、単にルールとしてではなく、感覚として理解することができます。

英文法が苦手な人におすすめ「ハートで感じる英文法」まとめ

英文法への苦手意識は、

  • 英文法は機械的なもの
  • 無味無臭なルールをひたすら覚えていくしかない

こんなイメージが強いため。

 

でも、ハートで感じる英文法は、

  • 実は、英文法は機械的なルールの堆積物ではない
  • 理解すればネイティブの感覚に近づくことができる面白いもの

と、あなたの英文法への邪魔な固定観念を壊してくれる良書です。

これを読めば、きっとあなたの英文法に対する捉え方が変わって、苦手意識が薄らぐはずです。

以上、英文法が苦手なあなたにオススメしたい、ハートで感じる英文法の紹介でした。

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