社会人はTOEICどれぐらいのスコアを取れば平均レベルなのか?
社会人のTOEIC平均点は公表されているので誰でも見ることができますが、その際、ちょっとした注意すべき点があります。
はたして社会人の「本当の」平均点とは?
そして、見るべき重要なポイントとは?
ずばり社会人の本当のTOEIC平均点は?
上の表は、TOEICを主催する国際ビジネスコミュニケーション協会が公表している受験者全体の平均点と、そのうち社会人だけの平均点です。
結論から言うと、TOEIC社会人の平均点は496点!
さらに、社会人のTOEIC平均点は受験者全体より20点ぐらい高いことがわかりますね。
『あれ? なんで平均点が2つあるの?』
『496点はIPテストってほうだよね?』
『なんでIPテストのほうが社会人の平均点なの?』
そこが社会人の「本当の」平均点を知る上でとても重要なポイント
IPテストの496点が社会人の本当のTOEIC平均点な理由
なぜIPテストの496点が社会人の本当の平均点なのか?
私たちが普段TOEICと呼んでいるテストは、正確には「TOEIC Listening&Reading Test」と言います。
このいわゆるTOEICには公開テスト・IPテストの2種類があります。
そして、社会人の本当の平均点を知るには、この2つの「受験方法」の違いに注目する必要があります。
受験方法 | |
---|---|
公開テスト | 個人で申し込み |
IPテスト | 職場や学校ごとに団体受験 |
公開テストは個人が自発的に受験を申し込むテスト。
つまり、
英語へのモチベーションが高い受験者が多い
↓
公開テストは平均点が高くなる
一方のIPテストは、職場や学校ごとに行われる団体受験。
つまり、
「英語のテストなんてメンドクセ~!」
「なんで私が受けなきゃなんないの…」
と不平・不満を言いながら無理やり受験させられている、
英語に興味がない層が一定数含まれる
↓
IPテストは平均点が低くなる
と考えられます。
以上から、英語に興味のない人も一定数受験しているIPテストの方が、社会全体の英語力をより正確に表している。
これが、IPテストの496点が社会人の「本当の」TOEIC平均点を表している理由です。
社会人の本当のTOEIC平均点って?見るべき重要なポイントとは?まとめ
TOEICには「公開テスト」と「IPテスト」の2種類ありますが、
社会人の本当のTOEIC平均点はIPテストの496点。
それは、
IPテストは英語に興味のない人も一定数受験
↓
IPテストの平均点は社会全体の英語力をより正確に表してる
という理由から。
でも、身の回りの人の英語力を見ると、496点でも高い感じがするという人もいるかもしれません。
実際のところ、IPテストを実施している団体は、海外展開している企業など、比較的英語への意識が高いグループが多いと考えられます。
ですので、496点という平均点も、世間一般からすれば少し高めに出ている可能性はあるでしょう。
以上、社会人の本当のTOEIC平均点、そしてこれを知る上で重要なポイントとは?でした。