乾電池は英語でdry cell, dry battery。
では、単2・単3といったサイズは英語で何て言うんでしょうか?
乾電池の種類を英語で言うと
乾電池の種類は、英語では以下のようにアルファベットで表します。
日本語 | 英語 |
---|---|
単1 | D |
単2 | C |
単3 | AA(ダブルエー) |
単4 | AAA(トリプルエー) |
ですので、海外に行って、お店で単4乾電池を買いたい時は、
単4乾電池はありますか?
えいさら
のように言えば通じます。
英語の乾電池の規格にはなぜAとBが無いのか?
ところで、先ほどの乾電池サイズの英語表記を示した表をよく見てみると、アルファベット順的にAとBが飛ばされていますよね?
なんでわざわざこんな覚えにくいものにしたのか?
乾電池には、もともと4つの規格がありました。
そして、サイズが小さい順に
小← A < B < C < D →大
というアルファベットで区別していました。
しかし、当初の想定に反して、当時一番小さかった「A」よりも更に小さいサイズの電池が登場。
最小の「A」より小さい乾電池には、
小← AAA < AA < A →大
このように、乾電池のサイズが小さくなるほどAの数を増やしていったそうです。
(服のサイズの「SS」みたいなものですね)
その一方、AとBの乾電池は徐々に使われなくなり、いつしか世の中から姿を消します。
そして最終的には、
AAA, AA, C, D
この4種類が生き残りました。
そのため、英語の乾電池の規格表示は、なんとも中途半端な並びになってしまったそうです。
なぜ日本語では乾電池のサイズに「単」を使うのか?
話は英語とズレますが、何で日本では乾電池の種類を表すのに「単」を付けるんでしょうか?
電池工業会のウェブページによると、この「単」は単位電池の意味だそうです。
乾電池には大きく分けて、
- 単位電池:1つの電池でできている乾電池
- 積層電池:いくつもの電池を積み重ねて作られた乾電池
という2つの種類があります。
私たちが普段よく使っている単◯乾電池は「単位電池」の方になります。
つまり「単〇」という規格表示は、
- 単位電池の「単」に
- サイズが大きい順に1、2、3・・と数字を付けた
これが、単1・単2といった乾電池のサイズ表記になったということですね。
英語学習者としては、英語と同じくA、B、C、Dのアルファベット表記にしてほしかったですね。
ちなみに、乾電池のサイズを「単〇」と呼ぶようになったのは、戦時中の1942年。
当時の世情を考えると、あえてアルファベットの使用を避けた可能性も高いですね・・・。
ソースは残念ながら見つけられませんでしたが。
四角い乾電池006Pは英語でなんて言う?
一方、もうひとつの電池である積層電池。
↓きっと、こんな四角い乾電池を見たことがあると思います。
この四角い電池は、006Pと呼ばれています。
実はこの電池には、1.5ボルトの乾電池が6個入っています。
つまり、6個の電池が積み重なってできている積層電池ということですね。
この006P、英語では
9-volt battery(Nine-volt battery)
と言います。
1.5Vの乾電池が6個入っているから、1.5V×6個=9V。
だから「9Vの乾電池」ということですね。
乾電池のサイズを英語でなんて言う?まとめ
日本では、乾電池のサイズを単1・単2といったように単〇で表しますが、英語では以下のようにアルファベットで表します。
日本語 | 英語 |
---|---|
単1 | D |
単2 | C |
単3 | AA(ダブルエー) |
単4 | AAA(トリプルエー) |
ですので、海外に行って、お店で単3乾電池を買いたい時は、
単4乾電池はありますか?
えいさら
のように言えば通じます。
ちなみにAAA<AA<C<Dという中途半端なアルファベットの並びになっているのは、元々あったA・Bの乾電池が使われなくなったから。
以上、乾電池のサイズを英語でなんて言う?でした。
すみません、
Do you have AAA (triple A) batteries?
単3乾電池はありますか?
は、単4電池じゃないですか?
ご指摘ありがとうございます!
おっしゃるとおり、単4乾電池の間違いです。
大変失礼しました。さっそく記事を修正しました。
>>さっそく記事を修正しました。
2022年2月15日15時現在、単3のままになっていますが…
ご指摘ありがとうございます!
1か所修正が漏れていました。
お恥ずかしい限りです…