DUO 3.0は、英語とは無縁のサラリーマン生活を送っていた私が最初に取り組んだ単語帳です。
私はこのDUO 3.0だけをやり込んで、TOEIC730点オーバーを取得することができました。
この記事では、DUO 3.0をオススメする理由と使い方、そしてDUO 3.0のデメリットについてお話しします。
DUO3.0をオススメする3つの理由
1. DUO3.0は例文で英単語を効率よく覚えられる
例文で覚えるタイプの英単語集は他にもありますが、
「1つの例文に、覚えるべき英単語が1つ」
といったタイプが多いのではないでしょうか。
その点DUO 3.0なら、1つの例文で4~5つの英単語・熟語を覚えることができます。
DUO 3.0には560本の例文が収録されています。
この560本には、合計で
- 約1600語の英単語
- 約1000語の熟語
が詰め込まれています。
つまり、1つの例文に覚えるべき英単語・熟語が4~5つ含まれているということになりますね。
そのため、DUO 3.0ならとても効率よくボキャブラリーを増やすことができます。
2. DUO3.0は例文が自然で実用的
いくら英単語・熟語を効率よく覚えられると言っても、例文が難しい英単語を無理やり詰め込んだ不自然なモノだったら、その例文を覚える価値がないですよね。
でもご安心を。
DUO 3.0の例文は、覚える価値のある自然で実用的なものとなっています。
DUO 3.0の例文は、覚える価値のある例文を目指し、複数のネイティブスピーカーから監修されています。
そのため、DUO 3.0なら、英単語・熟語を効率的に覚えるだけでなく、自然で実用的な言い回しもマスターすることができます。
えいさら
3. DUO3.0はリスニング教材にも最適
DUO3.0には、別売りで基礎用・復習用の2種類のCDがあります。
特に復習用CDでは、DUO3.0の例文560本を次々とテンポ良く読み上げていくので、英語リスニング力のアップにも非常に効果的です。
これは、DUO3.0の例文が、自然で実用的だからこそです。
DUO3.0の使い方4つのポイント
1. 英単語帳は薄くペンキを重ね塗りするように
これはDUO 3.0に限ったことではありませんが、
英単語帳は『一度』で覚えようと思うと挫折します。
最初はきっと、次から次へと登場する未知の英単語に圧倒されながら何とか最後まで読み終えることになります。
そして2週目は、一度見たはずの英単語の意味をほとんど思い出せず、自分の『記憶力の悪さ』に愕然とします。
でも、そこでくじけずに3週目・4週目と繰り返していくうちに、意味を思い出せる英単語が少しずつ増えていきます。
意味が思い出せなかった単語に執着せず、どんどんページを進めて何度も読む。
英単語帳は、薄くペンキを重ね塗りするように何度も繰り返して読むことが大切です。
ちなみにこのDUO 3.0には、『学習者を飽きさせないように』という著者の愛なのか、思わず笑ってしまうような例文も多いです。
えいさら
2. 復習用CDでリスニングを鍛える
DUO 3.0の別売りのCDを使えば、英単語力に加えてリスニング力もアップすることができます。
基礎用・復習用の2種類のCDがありますが、少なくとも復習用CDは手にいれていただきたいです。
DUO3.0の復習用CD
復習用CDでは、DUO 3.0の珠玉の例文560本をネイティブスピーカーが次々とテンポ良く読み上げていきます。
収録単語の発音を耳で確認できるのはもちろんですが、例文そのものが自然かつ実用的ですので、英語リスニング力のアップにとても効果的です。
私は復習用CDの音声をスマホに入れて、昼休み、夕食を作りながら、そしてベッドに入ってからと(確実に寝落ちしてましたが)、ちょっとしたスキマ時間に聴いていました。
DUO3.0の基礎用CD
ちなみに基礎用CDのほうは、1例文ごとに、
- 収録単語・熟語をひとつずつ読み上げ
- 最後に例文を読み上げ
というスタイルになっています。
CD5枚組みなので再生時間がやたら長いのが難点ですが、単語・熟語の発音をひとつずつ確認するなら基礎用CDがオススメです。
また、基礎用CDは、例文を読み上げるナレーターの『なりきり度』が復習用CDより高いです。
喧嘩のシーンでのテンションの高さ、ネガティブな例文を泣きながら読み上げるなど、思わず笑ってしまうほどの見事な役者振りを披露しています。
3. 例文を音読
DUO 3.0を何周か読んで英単語・例文の意味が定着してきたら、例文を声に出して読み上げる『音読』をオススメします。
復習用CDを何度も聴いていると、例文を読み上げるリズム・強弱が自然と体に染み込んできます。
音読は、できるだけそれを再現するような感じで行います。
そしてもうひとつ重要なのは、
例文のシーンを想像して、まるで自分がその場にいるかのような気持ちで読み上げることです。
えいさら
私は、英語の発音をしっかり勉強せずに音読したため、あとで発音の矯正に苦労しました。
英語の発音はできるだけ早い段階で勉強した方が良いです。
先を急いで発音練習をスキップしても、いつか私のように英語力の伸び悩みを感じることになるかもしれません。
4. 派生語・類義語(黒字)は捨てる
DUO 3.0には、
例文の中で使われている『見出し語』2,600語
(いわゆる青字)
のほかに、
見出し語に関連した「派生語・類義語」約5,000語
(いわゆる黒太字・黒細字)
が収録されています。
この2種類をあわせると7,600語になりますが、私は
見出し語(青字)2,600語だけ覚えればいい
と思います。
なぜかと言うと、
DUO 3.0の最大の魅力は、珠玉の例文560本で英単語を覚えられるという点。
しかし、派生語・類義語(黒字)は例文に登場しませんし、CDにも音声が収録されていません。
そのため、この5,000語を本気で覚えようとすると、ゴリゴリの暗記になり、DUO 3.0のメリットを生かせません。
ですので、黒字に関しては、
「この単語の反語って何だろう?」
「この単語の副詞ってどんな綴りだっけ?」
といった興味が起こった時に見る程度にとどめ、DUO 3.0を終えたら別な単語集で覚えれば良いと思います。
DUO3.0のデメリット
ここまで、DUO 3.0のオススメ理由と活用のしかたをお話ししてきましたが、ここでは反対にDUO 3.0のデメリットをあげてみます。
中学レベルの英単語は必須
DUO 3.0では、以下の英単語が説明なしに例文に登場します。
- 中学で習う基本語(I/my/do/goなど)
- 日本語として定着している英単語(cancel/victory/trendなど)
そのため、
中学レベルの英語すら忘れてしまったという人とってDUO 3.0は負荷が高すぎます。
「中学英語を完全に忘れてしまった」
「中学英語を覚えているか不安」
という場合は、まず中学レベルの英語をひととおり復習しておくことをオススメします。
「大人のやり直し英語」向けに作られた、中学英語をさらっと復習できる参考書がオススメです。
TOEICスコアアップ目的なら別な選択肢も
就職・昇進などで
「とにかく短期間でTOEICハイスコアを!」
という場合は、DUO 3.0は遠回りになる可能性があります。
なぜかと言うと、
DUO 3.0には「これ、絶対TOEICに出ないよね?」という単語や例文が含まれているからです。
例えば、
「汗だくだよ」
「臭いわ、シャワーを浴びて!」
といった会話は、間違いなくTOEICの問題に出てきませんよね。
そのため、TOEICスコアアップが目的なら、TOEIC対策に特化した単語帳を使った方が近道になる可能性があります。
これを逆に言えば、DUO 3.0は「振った・振られた」の男女関係(笑)から政治・経済のような堅い話題まで、非常に幅広い英単語がカバーしています。
TOEICスコアアップが押し迫った問題で無いなら、幅広い話題に対応できる基礎的な英単語力をしっかりと築けるDUO 3.0がオススメです。
DUO3.0のまとめ
1冊で2,600もの英単語・熟語を覚えることができる英単語集DUO 3.0。
DUO 3.0の例文560本は、ネイティブスピーカー監修で自然かつ実用的、覚える価値のあるものばかりです。
また、別売りのCDも活用してのリスニング・音読で、英語力を総合的にアップすることができます。
DUO 3.0は、中学レベルの英語を復習した後に、ぜひ手にとっていただきたい英単語集です。
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