『私は〜する立場にありません』を英語でなんて言う?

ほとんどの会社は、係長、課長、部長・・・とたくさんの役職がある縦社会です。

私たちのような、しがない中年サラリーマンが自分で決定できる範囲はそう広くありません。

ですので、ビジネスシーンで

「私は~する立場にありません」

と言わなければならないことが結構あるのではないでしょうか・・・。

「私は~する立場にありません」を英語で言うと

この「私は~する立場にありません」は、英語では、

I’m not in a position to~

と言います。

 

positionは、位置や場所、社会の中での地位や身分、グループの中での順位といった意味。

私たち日本人にもカタカナ英語「ポジション」として定着しています。

なので、この「I’m not in a position to~」も、ぱっと見てだいたい意味が想像できますよね。

「私は~する立場にありません」を使った英語例文

では、

私は~する立場にありません=I’m not in a position to~

を使った例文をいくつか。

例文1:私は決定できる立場にありません

お客さん

Could you please give me a discount if I buy ten Iron Maiden albums?
アイアンメイデンのアルバム10枚買ったら安くしてもらえないかしら?
I’m not in a position to make that decision. Please let me ask the store manager.
私は決定できる立場にありません。店長に相談させて下さい。

店員

しがないオヤジには、美女のリクエストに応えられる決定権ありませんでした。

例文2:私はコメントできる立場にない

ニュース番組で出てきそうな例文です。

I am not in a position to comment on the issue at this time,” said Prime Minister Abe.

「私は今の時点でその問題についてコメントできる立場にない」と安倍首相は言いました。

ちなみに本題から外れますが、

Prime Minister Abe said」ではなく「said Prime Minister Abe」という語順になっていますが、誤りではありません。

これは、安倍首相の発言内容を強調するための倒置法で、よく物語やニュース記事で使われています。

つまり、普通の語順では、

Prime Minister Abe said “I am not in a position~.”

ですが、

“I am not in a position~,”  said Prime Minister Abe.

発言内容を前に持ってくることで、これを強調しているということになります。

例文3:今~できる状況にない

また、以下の2つの例文は、実際に私がビジネス上で海外の人から受け取ったメールからです。

We will be in a position to provide more information very soon.

すぐにもっと情報を提供できる状況になります

We might not be in a position to have a meeting within this week, since we are very busy.

私たちはとても忙しいので、今週中にミーティングできる状況にはないかもしれません

このように、会社での役職や立場(position)だけでなく、「~できる状況(position)にはない」と現在の状況をあらわす際にも使われるようです。

「私は~する立場にありません」の英語表現まとめ

「私は~する立場にありません」の英語表現は、

I’m not in a position to~

です。

positionは、位置や場所、社会の中での地位や身分、グループの中での順位といった意味になります。

このI’m not in a position to~は、役職・立場(position)だけでなく、「~できる状況(position)にはない」と現在の状況をあらわす際にも使われるようです。

以上、「私は~する立場にありません」は英語でなんていう?でした。

 

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