英語ビジネスメールの最後に入れる結びの句。
「種類がありすぎて、結局どれを使えばいいのかわからない・・・」
「結びの句って、使い分ける必要があるの?」
この記事は、こんな悩みがある人に向けて書いています。
結びの句は、
- Sincerely,
- Best regards,
といったような、メールの最後に自分の名前とともに入れるフレーズです。
でも、この結びの句はバリエーションが多い上、使い分け方についてもサイトによって書いてあることがまちまち。
いったいどれを使えばいいのか悩みますよね・・・。
この記事では、キャリアアップのためのお役立ち情報を配信しているアメリカのサイト「The Balance Careers」に掲載されている情報を基に、英語ビジネスメールでは結びの句をどのように使い分ければいいのか、をお話ししたいとします。
英語ビジネスメールで結びの句の使い分け:情報ソースについて
はじめに、この記事で参照した情報ソースを紹介します。
The Balance Careersは、キャリアアップのための様々なお役立ち情報を配信しているアメリカのサイト。
- 職さがし
- 履歴書の書き方
- 給料の交渉の仕方
といった、転職したい人にとって有益な情報が満載です。
そして、この記事を書くにあたって参照したのが、このThe Balance Careersの以下の記事です。
外部リンク:How to End a Letter With Closing Examples
参考 How to End a Letter With Closing ExamplesThe Balance Careersこの記事を書いたのは、職探しのエキスパートとして業界から高い評価を得ているAlison Doyle氏。
これまでキャリアアップに関する2000以上の記事を世に送り出し、彼女が執筆したものは、The New York Times、CNN、The Wall Street Journalなどの名だたるメディアにも取り上げられています。
英語ビジネスメールで結びの句の使い分け4分類
The Balance Careersの記事では、結びの句を以下のように4つに分類しています。
- フォーマル、シンプルで使いやすい結びの句
- やや私的な感じの結びの句
- もっと私的な感じの結びの句
- ビジネスメールでは避けるべき結びの句
これを表にすると以下のようになります。
ビジネスにおすすめ | (1) フォーマル、シンプルで使いやすい | Sincerely Regards Yours truly Yours sincerely |
(2) やや私的な感じ | Best regards Cordially Yours respectfully |
|
(3) もっと私的な感じ | Warm regards Best wishes With appreciation |
|
(4) ビジネスメールでは避けるべき | Always Cheers Love Take Care XOXO |
(1)が最もフォーマルな結びの句、下に行くにつれて私的、悪くいえば「馴れ馴れしい」結びの句になります。
では、4つの分類をそれぞれ具体的にみてみます。
1. 英語ビジネスメールにおすすめ:フォーマル、シンプルかつ使いやすい結びの句
- Sincerely
- Regards
- Yours truly
- Yours sincerely
上の4つは、ビジネスシーンに最もふさわしいオススメの結びの句。
フォーマルでどんな状況にでも合う、そしてシンプルな使いやすい結びの句です。
2. 英語ビジネスメールにおすすめ:やや私的な感じの結びの句
- Best regards
- Cordially
- Yours respectfully
こちらもビジネスメールにオススメですが、やや私的な感じを与える結びの句です。
- これまでに会ったことがある人
- すでに電話やメールでやりとりしたことがある人
つまり、ある程度知っている相手、すでに繋がりがある相手にメールを送る場合にふさわしい結びの句となります。
3. 英語ビジネスメールにおすすめ:もっと私的な感じの結びの句
- Warm regards
- Best wishes
- With appreciation
ビジネスメールに使えますが、2よりさらに私的な感じを与える結びの句です。
こちらも、ある程度知っている相手、すでに繋がりがある相手にメールを送る場合にふさわしい結びの句。
ただし、これらを使う場合の注意点は、結びの句がメールの内容とマッチしている必要があります。
ここであげた3つの結びの句それぞれの意味は、
- Warm regards =温かい気持ちと敬意を込めて
- Best wishes =ご多幸を祈る、成功を祈る
- With appreciation =感謝を込めて
ですので、例えば、
- 会社を退職する人に送るメールには、第二の人生での幸せや次の仕事での成功を祈ってBest wishes
- 何かお世話をしてくれた人に感謝のメールを送る場合はWith appreciation
といったように、送るメールの主旨にあった結びの句を選ばなければなりません。
4. 英語ビジネスメールでは避けるべき結びの句
- Always
- Cheers
- Love
- Take Care
- XOXO
先ほどまではビジネスメールに使える結びの句でしたが、ここであげるものはビジネスメールでは避けるべき結びの句です。
なお、一番最後のXOXOは「ハグ&キス」の意味。
英語ビジネスメールで結びの句の使い分け まとめ
The Balance Careersの記事では、結びの句を以下のように4つに分類しています。
- フォーマル、シンプルで使いやすい結びの句
- やや私的な感じの結びの句
- もっと私的な感じの結びの句(メールの主旨と合っている必要あり)
- ビジネスメールでは避けるべき結びの句
ビジネスメールに不慣れな場合、
初めて連絡を取る相手には、1に該当する、
- Sincerely
- Regards
- Yours truly
- Yours sincerely
のいずれか、
そして、連絡が2回目以降になる場合は、2に該当する、
- Best regards
- Cordially
- Yours respectfully
のいずれかを使っておけば、問題にはならないでしょう。
なお、英語のメール・ライティングは、慣れないとすごく時間がかかりますよね。
ちょっとした返信メールの作成でも、送信ボタンを押すまでに1時間かかったなんてことも・・・。
英語メールは、慣れればどんどん時間が短くなっていきますが、素早い対応が求められるビジネスシーンではそんなことも言っていられません。
そんな人におすすめなのが、アルクのビジネスEメール速習パック ライティングエイド。
一生モノの英文ライティング・スキルを、たった3カ月で無理なく身につけられます。
また、付属の英語メール作成支援ソフト「カクスケ」には、ビジネスの現場でそのまま使える完全文例を300本以上収録。
届いたその日から仕事で英文メールを書くことができます。
応用の効くライティング・スキルを身につけて、英語のメールに素早い対応ができるようになれば、上司や同僚もあなたに一目置くこと間違いなしです。